妊娠の早期発見の重要性
妊娠初期は胎児の脳や心臓などの諸器官が形成されるとても重要な時期であり、胎児が外からの影響を受けやすい時期でもあります。したがって、妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や薬の使用に十分気をつけるとともに、飲酒、喫煙、風疹などの感染症や放射線照射などを避けることが、胎児の健全な発育と母体の健康のためにとても大切なのです。
妊娠がわかるしくみ(検査の原理)
妊娠すると、hCGと呼ばれるヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが体内でつくられ、尿中に排泄されるようになります。ドゥーテスト・hCGは金コロイドクロマト免疫測定法によって、この尿中のhCGを検出する妊娠検査用キットです。この検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断を行うものではありません。
一般用検査薬
保管方法・有効期間
室温保管 22ヶ月(使用期限は外箱およびテストスティックの袋に記載)
よくある質問
Q1 【判定】部分に一時的に横のライン(色)が現れたのですが・・・?
A1 尿が吸いあがる過程で、試薬粒子の流れが横ライン状に見えたり、色がついて見えることがありますが、これは判定とは関係ありません。
Q2 確認部分にラインが出なかったのですが・・・?
A2 確認部分にラインが出なかった場合は、尿量が極端に少なかったもしくは極端に多かったか、操作が不適切であった等のために、検査が正しく行われなかったと考えられます。その場合は、新しいテストスティックで再検査してください。
Q3 確認部分のラインがすごく薄いのですが、検査はできているのでしょうか・・・?
A3 確認部分にたとえ薄くても線が発色している場合、正しく検査ができています。
【判定】部分にラインが濃く出ている場合、確認部分の線の発色が薄くなることがありますが、色の濃さに関係なくたとえ薄くても確認部分にラインが出ていれば正しく検査できています。
Q4 検査の結果は陰性だったのに、その後も生理が始まらないのですが・・・?
A4 ドゥーテスト・hCGは生理予定日のおおむね1週間後から検査可能です。しかし、予定日の思い違いや生理周期の変動などにより、結果的に検査時期が早すぎると、妊娠していても尿中のhCGが検出可能濃度に達していない可能性があります。妊娠している場合、hCGの濃度は日ごとに高くなりますので、数日後に再検査するかまたは医師にご相談ください。
Q5 薬の服用や飲酒は判定に影響するのでしょうか・・・?
A5 薬(かぜ薬、ピル等)の服用や飲酒による影響はありません。ただし、不妊治療などでhCGを含んだ性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている場合は影響を及ぼすことがあります。
Q6 【判定】部分にラインがあるのかないのか、はっきり分からないのですが・・・?
A6 確認部分に線が発色している場合、色の濃さに関係なくたとえ薄い線でも【判定】部分にラインがでていれば陽性と判定してください。
ただし、10分を過ぎての判定は避けてください。
Q7 1~3分後は陰性だったのですが、10分以上経って【判定】部分にラインがでてきましたが・・・?
A7 今回は陰性です。10分を過ぎての判定は避けてください。しかし今後も生理が始まらないようなら、数日後に再検査するか医師にご相談ください。
Q8 尿はどのくらいかけたらいいですか・・・?
A8 尿をスティックに直接かける場合は、約2秒です。尿量が多すぎると正しく検査ができない場合もありますので、5秒以上はかけないでください。
紙コップ等を使用して検査する場合は、採尿部全体が浸るように2秒以上つけます。ただしこちらも5秒以上はつけないでください。